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6月28日(金) 好奇心旺盛な5年生、モービーへの探検

モービーではネットがつながらなかったため、5年生の宿泊学習体験の報告が遅れました。楽しきにしていたみなさん、申し訳ありません。一日遅れで6月28日の報告をいたします。

朝顔がもう一つ咲きました。これから毎日私たちを楽しませてくれます。
1朝顔

ゴーヤの花も大きくなりました。この花がやがて実をつけるのです。ゴーヤの収穫はいつになるのでしょうか。
2ゴーヤ

8時、5年生たちが、子供たちの登校が終わった玄関前の道に集まっています。今日から1泊2日で、5年生の宿泊体験学習があるのです。

出発式では、大西先生から「五感をすべて開いて、自然の素晴らしさを感じ取り、危険なことを察知してください。」との注意事項で、5年生も緊張感とワクワク感が混ざった気持ちになったようです。
3出発式 大西先生の話

出発式を終えバスに乗り込みます。子供たちは思ったよりも豪華なバスに歓声を上げていました。
モービーはヤンゴンの町の北方、約60キロ離れた町です。ピーラン(ピーロード)が、やはり混んでいましたが、それを読んでの時間通り、2時間ほどのバス旅でした。でもとても短く感じたのは、私だけはないでしょう。
子供たちは、クラス全員でバス内レクとしてゲームを楽しんでいたため、「もう着くの?」という声が上がるくらいでした。
クラスの仲間と初めてのお泊りです。何をしても、何があっても楽しいことばかり、といった子供たちです。

中央林業開発研修センター(CFDTC)に到着、ここは30年前に日本の援助としてJICAプロジェクトで建設された建物です。林業王国だったミャンマーが、今後ももっと栄えてほしい、との願いがあったに違いありません。
センターの建物自体は、どこもかしこもまるで日本の研修センターです。
3.2研修センター看板

控室となった会議室で荷物をひとまず置いて、歓迎のおやつタイムです。ミャンマーのお茶と鳥のひき肉入りのお菓子を一つほおばって、これだけでも幸せな気分です。
その上、開校式はこのセンターの講堂で行いました。
開場も立派で、いすも豪華で、遠い日本からやってきた貴賓扱いをされているような気持になります。
センターの校長さんたちへの子供からのあいさつは、日本語、ミャンマー語、英語と多様な言語でできました。さすがにヤンゴン日本人学校の子供たちです。
3.5開所式

開校式が終わって、センター内を副校長先生に案内をしてもらいました。
3.4校長室で

ここではミャンマー産で最も有名なチーク材やらんの花を、良質なものを広げるために細胞から新しい気を作り出す研修をしています。
3.3研修所標本

またチーク材以外のミャンマー産木材には多くの種類があり、硬くて丈夫で高価な木材として知られるチーム材以上の堅さを持つ「鉄木」と呼ばれる重たい木材や、反対にとても軽い木材の木片を手に取って比べて、学ぶことができました。
「木の違いは、使い方も違うんだけれども、使い方の違いがあります。軽い木は何に使うのかな?」などと、今回の体験学習の講師としてこれまでの準備も、研修センターとの交渉もしてくださった大西先生から質問がでました。
すると、すぐに答えが返ってきます。

広いセンターを案内してもらうともうすぐにランチタイムです。
今日は他に研修を受けている人はいませんので、広い食堂をYJS児童の独占です。
テーブルの上には・・・、ランチとは思えないほどのごちそうです。
ミャンマー料理ですが、家から持ってきたふりかけをご飯にかけて、目の前にあるおかずを少しずつ試しながら食べていました。
3.6ランチ

午後はいよいよ本格的な活動です。
4堆肥作りに出発

今回の目的は、林業の研修所ですから、最終的に植林をすることです。苗を植えるときによく育つためには堆肥が大切です。
まず、その堆肥つくりからです。
森から土着菌がたくさんいそうな場所を選んで(もちろん子どもたちではなく、センターの専門家が探します)、葉っぱを取り除き、その下にうずくまっている?土着菌の層をかき集めて、米ぬかと砂糖ヤシから作った黒糖をうすめて混ぜるのです。
大西先生から「混ぜる作業をしたい人?」との声がかかると、一斉に手が上がり、一歩前に身を乗り出してきます。
このような泥臭し作業にたいして子供たちは嫌がるのでは、と予想していましたが、外れです。
子供たちは喜んで軍手をはめて、その軍手の中に土が入り込んでも喜んで混ぜる作業をしています。
土着菌の層を混ぜ終えるとビニールをかぶせ、周りを土で囲って眠らせます。4日ほどかかるようです。
4日もかかっては明日の職員ができません。と思っていたらすでに、5日前の作業で眠らせていた土着菌があるようで、そこへ移動して土着菌採集をしました。
「においを嗅いでご覧?」といわれると、これも喜んで嗅いでいます。
「チーズのようなにおいだ!」とすかさず声が上がります。
5土着菌がいる土を集めて

6米ぬかを混ぜんて

7混ぜ混ぜして

8黒さ陶酔を混ぜて

10その上に7葉っぱをかぶせて

11ビニールをかぶせてしばらく寝かせます

12これは5日たった土着記

13この白いのが土着菌

14今暗虫見つけたヤスデです

次は、この土着菌を使って堆肥作りです。
屋根がある場所に移り、一山ある隣で土着菌を活用した堆肥を作ります。
まず、一層目はもみ殻、2層目は鶏糞を乾燥させたもの、そして土着菌を乗せて、最後に落ち葉を乗せます。この間、たくさんの水を染み込ませて、足踏みをして固めます。
15もみ殻で土崩?を作って

この作業も子供たちは我先にと率先して活動をしていました。
16みんなで踏み固めて
17鶏糞を乗せて踏み固め

18さっき掘り起こした土着菌を乗せて

19葉っぱをかぶせてあらに踏み固めます

203弾作り上げてこんなに高く

土着菌作りから堆肥作り作業まで、約2時間、「堆肥を作るだけでも大変なんだあ。」と感じたころ、センターに戻りました。

1時間ほど休憩、この間はシャワータイムです。ここは、子供たちが泊まるホテルとは違います。シャワーは水です。でも、まるでプールに入った時のように、ひと汗かいた熱い体に冷たい水を掛け合って、モービーでの水まつりを楽しんでいました。

夕ご飯もごちそうです。「それではみんなでできなーを楽しみましょう。いただきます!」との係のあいさつに、会話を弾ませながら夕食を食べました。
21晩御飯ごちそうです

今日のメインはこれからです。子供たちが最も楽しみにしていたことは、ホタル狩りです。
まだ空が明るいうちにセンターを出発、歩いて森の中に入ります。
22帆がる狩りに出発

「ホタルが飛び始める合図はなんでしょう?」との問いに誰も答えることはできません。
「それは生き物です。」とのヒントに反応して、いくつか答えが出ましたが、「こうもり」と正解を出した子供がいました。
「そのこうもりを一番最初に見つけるのは誰だ!」と、大西先生は子供たちをグングン引き込んでいきます。
薄暗くなった空を見つめていると、「あっこうもりだ!バットマンの形をしていた!」との声が出ます。子供たちは動体視力が良いようです。私にはまだ見えません。
231匹光りました

24子供が掴まえたホタルです

「こうもりが飛んだので、ホタルが飛び始めます。誰が一番先にホタルを見つけてくれるかな?」、まだうすかありの森の道を歩いていると「いた!」と声がかかり、次々と子供たちは草むらに小さく光るホタルを見つけていきます。
さらに、ぐんぐん森深く入っていくと、すぐ近くにも、森の奥にも、360℃見渡す限りホタルです。
小さな淡い光が森中にあふれています。こんな光景は日本では見られる場所はもうないかもしません。しかも、自然のホタルです。
「ホタル乱舞」という言葉がそのままぴったりの光景です。
その様子を何度も写真で残し、皆さんにお伝えしようとしましたが、私のカメラでは一度も写りませんでした。すみません。

しばらく子供たちは真っ暗な夜の暗さに目が慣れて、足元に気を使いながら歩みを続け、幻想的な世界に心を奪われていました。

ホタル狩り、まさに掴まえた子供もいるようです。ペットボトルの中に入れて飼うつもりのようです。
「水だけでホタルの成虫は大丈夫。」との大西先生の指南に、さらに家に持ち帰る楽しみが大きくなったようです。
持ち帰ってご家族に見せたいのでしょう。私も帰り際ようやく1匹掴まえて子供に譲りました。

暗闇の中、クラス全員で記念撮影をしました。「写るためには、明治時代のように、10秒間動かないでください。」
果たして出来栄えは?

センター内のドミトリー(宿舎)に戻ると、真っ暗です。ホタルを見るために電気を消したのでしょうか?いえ、違います。停電です。
停電の中子供たちは部屋に戻り、懐中電灯の明かりでしおりに反省を記入していました。

就寝前、宿舎内の会議室に集合、今日の一番の思い出を全員が語り合い、しばらく彼らが大好きな「人狼ゲーム」に浸っていました。
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